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はたして、連載するだけの価値があるかどうかは不明だが、これから私の事務所のIT化に関する作業を皆様に お伝えしようと思う。ご承知のことと思うが、私はあまりIT関連だけでなくパソコンのハード、ソフトについても、 あまり詳しくない。また、実際のところパソコンについてもあまり興味がない(これは私がべんべんネットに入会 した頃から公言してはばからないことである)ただ、パソコンを利用して何かを行うことは好きである。たとえば それはネットによる情報収集だったり、メール交換だったり、オークションだったりする。もし、それらのことが パソコンを利用することなく、他の媒体によって可能なのであれば、(たとえばテレビ電話など)私はそちらの媒体を選んでいたと思う。 これまでの私のパソコン歴は約7年。つまり独立とほぼ同時に事務所にパソコンを導入した。忘れもしない、最初のパソコンはパナソニックのウッディというやつだった。(テレビも見れるし、当時斬新だったパワーディスクなる大容量記憶装置もついていた。)まあ、そのようなわけで、私は自分の好きなことに到達するためにパソコンをいじってきたわけだが、やはり事務所の仕事をするうえでも、最近もっとパソコンを有効に活用できるのではないか・・・ と考えるようになった。そんな折り、協同組合のネット関連の委員長役を仰せつかり、コンピューターフェアのお世話をする機会があり、システムエンジニアの谷川氏と出会うことになった。谷川氏は有限会社ティーエムピーの代表者ということだが、以前は某大手コンピューター機器メーカーに勤務されていた。ちなみに、谷川氏との出会いは谷川氏がIT化をはかった事務所のボス弁先生との雑談がきっかけだった。そのボス弁先生から谷川氏を紹介されたのだが、最初谷川氏と出会ったときの印象は、どうみても私よりも年上だという印象だった。(後日、谷川氏は私よりも年下であると知ったわけでが)なんとなく誠実そうなタイプだ。バッチをつければ、一見するとこの業界の人といっても通じるタイプだ。 もちろん、谷川氏と出会ってすぐに、事務所のIT化をお願いしようと考えたわけではない。谷川氏はそれまで、他の法律事務所のIT化の経験があった。その話を聞くうちに、谷川氏の仕事のスタイルに触れることができた。そのことが、一度IT化を検討してみようとの動機付けになったことは間違いない。谷川氏の仕事のスタイルというのは、以下のとおりである。(と少なくとも、私には感じられた。)
私は以上のような谷川氏の話から、事務所においても、仕事の上でパソコン(というよりはシステムというほうが妥当かもしれない。私にとってパソコンとは、遊びの代名詞のようなものだったので)を整備してみようという気持ちになった。もちろん、事務所を新設したり、大きく設備投資をしてシステム化をはかりたいと思うのならば、事務所にやってくるリース関連の業者の方や、ハード販売会社に一括して依頼したほうが、見栄えもいいし、システムの効率もいいであろう。しかし、私の事務所のように開設して7年、とりあえずバラバラではあるが、何台かハード機器もそろっている、あまり費用はかけたくない、という向きには、谷川氏の話は説得力があり、誘惑的でもあった。 |